シックハウスゼロ!
健康住宅の全て
化学物質過敏症やアレルギーに悩む家族が増える中、
自然素材と最新技術で実現する健康住宅。
WHO基準をクリアし、医療費削減と快適性を両立した
「治療する家」の設計手法を紹介します。
なぜ健康住宅が必要なのか
現代の住宅が抱える健康リスクと、
その解決策をご紹介します
新築・リフォーム後の住宅で発症。
年間30万人以上が影響を受けています。
主な症状と発生率:
- • 頭痛・めまい:
新築入居者の42% - • 目・鼻・のどの刺激:38%
- • 吹き吐・疲労感:25%
- • 皮膚疾患の悪化:18%
住環境が原因でアレルギー発症・
悪化するケースが急増しています。
衝撃的な統計:
- • 小学生の嗘息罹患率:
10.2%(2023年) - • アトピー性皮膚炎:
乳幼児の20% - • ハウスダストアレルギー:
成人の44% - • 住宅改善で症状軽減:
78%の患者
日本の住宅の70%以上で
結露・カビ問題が発生しています。
健康被害の実態:
- • カビ胞子吸入:
肺炎リスク2.5倍 - • ダニ繁殖:
湿度60%以上で急増 - • 結露水吸収:
木材腐朽で耐久性低下 - • 対策後:
呼吸器疾患発生率80%減
自然素材で実現する健康住宅
主な樹種
スギ
柔らかく温かみがある
ヒノキ
抗菌作用・芳香効果
オーク
硬く耐久性が高い
パイン
明るく優しい雰囲気
調湿効果
湿度を40-60%に保ち、カビ・ダニを抑制
フィトンチッド効果
木の香り成分がリラックス効果をもたらす
温熱効果
足触りが温かく、冷え性の改善に効果的
35坪住宅の無垢材費用目安
床材(116㎡):92〜290万円
壁・天井材(一部):50〜150万円
※樹種・グレードにより価格は変動します
高性能換気システムで清浄な空気環境
給気・排気ともに機械で行う最も効率的なシステム
初期費用:30〜80万円
ランニングコスト:月1,000〜2,000円
年間電気代削減効果:約2〜3万円
PM2.5や花粉を99%以上除去する高性能フィルター
交換目安:6ヶ月〜1年
フィルター費用:3,000〜5,000円/枚
年間費用:6,000〜10,000円
温度と湿度の両方を回収し、快適性と省エネを両立
年間光熱費削減:約3万円
24時間換気システムの重要性
アレルギー・アトピー対策設計
床材の選定
推奨:無垢フローリング
- • ダニが住みにくい環境
- • 静電気が起きにくくホコリが舞いにくい
- • 掃除がしやすく清潔を保ちやすい
壁・天井材
推奨:漆喰・珪藻土
- • 調湿効果でカビ・ダニを抑制
- • 化学物質を吸着・分解
- • 消臭効果で清潔な空気環境
巾木の工夫
ホコリが溜まりにくい形状・高さを採用
収納の充実
物が散らからず、ホコリの発生を抑制
床暖房の採用
エアコンと違いホコリが舞い上がらない
ロボット掃除機対応
段差を減らし、自動掃除を可能に
低湿度の問題
ウイルスが活性化、肌の乾燥、静電気の発生
理想的な湿度
カビ・ダニ・ウイルスが繁殖しにくい快適環境
高湿度の問題
カビ・ダニの繁殖、結露の発生、不快感
VOC(揮発性有機化合物)対策
ホルムアルデヒド
合板・接着剤・塗料などから放出
対策:F☆☆☆☆(Fフォースター)建材の使用
トルエン・キシレン
塗料・接着剤などから放出
対策:水性塗料・自然塗料の使用
F☆☆☆☆(エフフォースター)とは
VOC対策チェックリスト
健康住宅の認証制度
建築環境総合性能評価システムの健康版
日本健康住宅協会による認証制度
環境に配慮した建材・製品の認定
健康住宅の追加コストと費用対効果
建築費用の違い(35坪の場合)
一般住宅
2,100万円
(坪単価60万円)
健康住宅
2,450万円
(坪単価70万円)
差額:約350万円(約17%アップ)
長期的なメリット
医療費の削減
アレルギー症状の改善により、年間医療費が平均5〜10万円削減
光熱費の削減
高断熱・高気密により、年間光熱費が5〜8万円削減
資産価値の維持
健康配慮住宅は中古市場でも評価が高く、売却時に有利
投資回収の目安
コスト削減のポイント
段階的な導入
- • 寝室・子供部屋を優先的に健康仕様に
- • 共用部分は標準仕様でコスト削減
- • 将来的にリフォームで追加も可能
素材の選び方
- • 国産材活用で輸送コスト削減
- • B級品の無垢材でも効果は同等
- • DIY施工可能な部分で工賃節約
健康住宅で変わった暮らし

【東京都・T様・40代】
「息子の嗘息がひどく、毎日吸入薬を使っていました。 健康住宅に引っ越して半年、発作がほとんどなくなり、 今では薬を持ち歩くこともなくなりました。」
改善ポイント:珪藻土壁と第一種換気

【神奈川県・M様・30代】
「新築マンションで頭痛と吐き気が続き、 化学物質過敏症と診断されました。 無垢材と漆喰の家に建て替えて、今は全く症状がありません。」
使用素材:ヒノキ無垢材、漆喰壁

【千葉県・S様・20代】
「幼少期からアトピーに悩まされ、 乾燥する冬は特にひどい状態でした。 調湿性能の高い家に住んでから、肌がしっとりしています。」
湿度管理:年間40-60%維持
睡眠の質が向上
「朝まで熟睡」「疲れが取れる」
アレルギー症状改善
鼻炎・嗘息・肌荒れが軽減
家族の健康実感
風邪をひきにくくなった
医療費が減少
年間5-15万円の医療費削減
健康住宅のメンテナンス
無垢材のメンテナンス
- • 日常:乾拭きまたは固く絞った雑巾
- • 年1回:自然オイルでメンテナンス
- • 傷や汚れ:サンドペーパーで補修
漆喰・珪藻土壁
- • ホコリ:ハタキまたは柔らかいブラシ
- • 汚れ:消しゴムで軽くこする
- • ヒビ割れ:専門業者に補修依頼
換気システム
- • フィルター:3-6ヶ月ごとに清掃・交換
- • 給気口:月に1度ホコリを除去
- • 年次点検:専門業者による動作確認
年間維持費の目安
無垢材オイル | 5,000円/年 |
換気フィルター | 8,000円/年 |
専門業者点検 | 15,000円/年 |
漆喰補修(10年ごと) | 10,000円/年 |
合計 | 38,000円/年 |