省エネ住宅・ZEHの基礎知識
快適性と経済性を両立する高断熱・高気密住宅
省エネ住宅で実現する3つのメリット
- 年間光熱費を15〜20万円削減
- ZEH補助金で最大100万円の支援
- 年中快適な室温で健康的な暮らし
ZEH(ゼッチ)の基準と性能
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの要件
外皮平均熱貫流率の基準
※地域により0.4〜0.6
一次エネルギー消費量
基準住宅比
太陽光発電等で創出
年間消費量相当
ZEH+の補助金額
+蓄電池補助
ZEHの種類と補助金額(2025年度)※環境省・経済産業省・国土交通省連携事業
断熱性能の基準と効果
快適性と省エネを実現する断熱仕様
断熱等級とUA値の関係
断熱等級 | UA値 | 性能 |
---|---|---|
等級7 | 0.26以下 | HEAT20 G3相当 |
等級6 | 0.46以下 | HEAT20 G2相当 |
等級5(ZEH) | 0.60以下 | ZEH基準 |
等級4 | 0.87以下 | 省エネ基準 |
※6地域(東京等)の基準値
高断熱化による効果
室温の安定化
冬は18℃以上、夏は28℃以下を保ちやすく、エアコンの稼働時間を削減
結露の防止
壁内結露を防ぎ、カビの発生を抑制。建物の耐久性も向上
ヒートショック対策
部屋間の温度差を2℃以内に抑え、健康リスクを軽減
省エネ設備の種類と効果
ZEH実現に必要な高効率設備
- • COP3.0以上の高効率
- • 深夜電力で経済的
- • 補助金対象設備
- • APF5.0以上推奨
- • 人感センサー搭載
- • 自動清掃機能付き
- • 寿命40,000時間
- • 調光・調色機能
- • 即時点灯で快適
- • 年間発電量5,000kWh
- • 売電収入も期待
- • 15年以上の長寿命
- • 停電時も安心
- • 電力の自家消費向上
- • 追加補助金あり
- • 電力の見える化
- • 自動制御機能
- • スマホ連携対応
光熱費削減シミュレーション
一般住宅とZEH住宅の比較
年間光熱費の比較
※売電収入を含む場合、実質0円も可能
投資回収シミュレーション
年間削減額20万円で計算
よくある質問
省エネ住宅・ZEHに関する疑問にお答えします
ZEH(Net Zero Energy House/ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロまたはマイナスになる住宅です。具体的には、断熱性能20%以上向上(H28省エネ基準比)、再エネを除く一次エネルギー消費量20%以上削減、再エネ導入により正味ゼロを実現します。※経済産業省・環境省・国土交通省「ZEHの定義(改訂版)」による
2025年度のZEH支援事業では、ZEHで55万円/戸、ZEH+で100万円/戸の補助金が受けられます。さらに蓄電池設置で追加補助もあります。
一般的な住宅と比較して、年間15〜20万円の光熱費削減が期待できます。太陽光発電の売電収入を含めると、実質的な光熱費がマイナスになることもあります。
UA値(外皮平均熱貫流率)は住宅の断熱性能を表す指標で、単位はW/㎡・Kです。建物全体の熱の逃げやすさを表し、数値が小さいほど断熱性能が高くなります。2025年4月より義務化される省エネ基準では地域により0.46〜0.87以下、ZEH基準では0.40〜0.60以下が求められます。※国土交通省「建築物省エネ法」地域区分1〜8による