家づくりの基礎知識おうちハカセ.com独占

ハウスメーカーの営業が絶対に教えない

本当に知るべき基礎知識をお伝えします。

事前の情報収集と計画により、多くの失敗を回避できます。
実際の経験者の声をもとに、注意すべきポイントをまとめました

【重要】注文住宅でよくある後悔ポイント

経験者がよく挙げる後悔ポイント

  1. 収納不足 - 実際の生活で必要な収納量の見誤り
  2. コンセント位置 - 家具配置を考慮した計画の重要性
  3. 日当たり・採光 - 周辺環境を含めた検討が必要
  4. 音の問題 - 生活音や外部音への対策不足
  5. 維持管理費用 - 将来的なメンテナンスコストの想定不足

これを防ぐ「逆算思考法」

完成後の生活を1日単位でシミュレーション。

朝起きてから寝るまでの動線を全て書き出す。

そこから必要な設備・間取りを逆算する手法です。

【暴露】営業トークの裏側と対処法

「今なら特別価格」の真実

実は通年同じ価格。

決算期(3月・9月)以外は交渉の余地あり。

本当の特別価格は「展示場の現品」と「モニター価格」のみ。

「他社より優れている」の真実

比較ポイントを意図的に選んでいる。

全項目で勝る会社は存在しない。

重要なのは「あなたの優先順位」での比較。

「標準仕様で十分」の真実

標準仕様は利益率が最も高い。

オプション追加で200万円増は普通。

最初から「標準+α」で予算組みが必須。

【暴露】お金の真実(見積もりでは分からない)

実際の総額(全国平均4,694万円の内訳)※住宅金融支援機構「2023年度フラット35利用者調査」

  • 本体工事費:3,100万円 - カタログ価格はここまで
  • 付帯工事費:620万円 - 地盤改良、外構、照明など
  • 諸費用:374万円 - 登記、保険、引っ越しなど
  • 土地代:600万円〜3,000万円 - エリアにより大きく変動(首都圏:平均2,310万円、地方:平均984万円)

見落としがちな「隠れコスト」

営業が教えない追加費用:地盤改良80万円(軟弱地盤の場合)、外構150万円(駐車場・門扉・植栽込み)、カーテン・照明50万円(全室分)、 エアコン40万円(主要4室分)。合計最大320万円は別途予算確保が必要。※金額は一般的な目安です

【独自】月別やることリスト(リアル版)
1

1ヶ月目:情報収集の罠を避ける

展示場は3社まで。それ以上は混乱の元。独自の比較表作成。

2

2ヶ月目:予算の真実を知る

複数の金融機関で住宅ローンを比較検討。金利差により返済総額に大きな差が出ることがあります。

3

3ヶ月目:契約前の最終確認

仕様書の落とし穴チェック。「〜相当」の文字は要注意。

【保存版】専門用語の詳細解説

建築面積 vs 延床面積

建築面積:建物を真上から見た時の面積(1階の面積とほぼ同じ)

延床面積:各階の床面積の合計(2階建てなら1階+2階)

例:1階60㎡、2階40㎡の場合 → 建築面積60㎡、延床面積100㎡

建蔽率(けんぺいりつ)と容積率

建蔽率:敷地面積に対する建築面積の割合(何%まで建物を建てられるか)

容積率:敷地面積に対する延床面積の割合(何階建て相当まで建てられるか)

例:100㎡の土地で建蔽率60%、容積率200%の場合
→ 建築面積は最大60㎡、延床面積は最大200㎡まで可能

上棟(じょうとう)

建物の骨組みが完成し、屋根の一番高い部分の棟木を取り付けること。 「棟上げ(むねあげ)」とも呼ばれ、この日は餅まきなどの儀式を行うことも。

ポイント:上棟後は雨対策が重要。屋根工事を急ぐ必要あり

筋かい(すじかい)

柱と柱の間に斜めに入れる補強材。地震や風による横揺れに対抗する重要な部材。 建築基準法で設置が義務付けられている。

注意:リフォーム時に勝手に撤去すると耐震性が低下する危険あり

24時間換気システム

2003年以降の新築住宅に設置義務。シックハウス対策として、 1時間に0.5回(2時間で家の空気が入れ替わる)の換気を行う。

電気代:月300〜500円程度。止めるとカビ・結露の原因に
建築プロセスの詳細解説(写真付き)
1

地鎮祭〜基礎工事(1〜2ヶ月目)

地鎮祭で工事の安全を祈願し、基礎工事がスタート。 配筋検査は施主も立ち会うことをおすすめします。

  • • 地縄張り(建物の位置を確認)
  • • 根切り(基礎を作るための掘削)
  • • 配筋工事(鉄筋を組む)
  • • コンクリート打設

イメージ図:基礎配筋の様子

基礎配筋検査の様子
2

上棟〜屋根工事(3〜4ヶ月目)

1日で骨組みが組み上がる上棟は、家づくりのハイライト。 雨対策のため、屋根工事は最優先で進めます。

  • • 土台敷き(基礎の上に土台を設置)
  • • 建て方(柱・梁を組み立て)
  • • 屋根下地工事
  • • 防水シート・瓦施工

イメージ図:上棟作業の様子

上棟式の様子
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外装〜内装工事(5〜7ヶ月目)

断熱材の施工後、外壁と内装工事が同時進行。 コンセントやスイッチの位置は現場で最終確認を。

  • • 断熱材充填
  • • 外壁下地・サイディング施工
  • • 内部造作工事
  • • クロス貼り・設備取付

イメージ図:内装工事の様子

断熱材施工の様子