家づくりの基礎知識おうちハカセ.com独占
ハウスメーカーの営業が絶対に教えない、
本当に知るべき基礎知識をお伝えします。
多くの経験者が「事前に知っておきたかった」と語る重要ポイントを、実例を交えて解説します
事前の情報収集と計画により、多くの失敗を回避できます。
実際の経験者の声をもとに、注意すべきポイントをまとめました
経験者がよく挙げる後悔ポイント
- 収納不足 - 実際の生活で必要な収納量の見誤り
- コンセント位置 - 家具配置を考慮した計画の重要性
- 日当たり・採光 - 周辺環境を含めた検討が必要
- 音の問題 - 生活音や外部音への対策不足
- 維持管理費用 - 将来的なメンテナンスコストの想定不足
これを防ぐ「逆算思考法」
完成後の生活を1日単位でシミュレーション。
朝起きてから寝るまでの動線を全て書き出す。
そこから必要な設備・間取りを逆算する手法です。
「今なら特別価格」の真実
実は通年同じ価格。
決算期(3月・9月)以外は交渉の余地あり。
本当の特別価格は「展示場の現品」と「モニター価格」のみ。
「他社より優れている」の真実
比較ポイントを意図的に選んでいる。
全項目で勝る会社は存在しない。
重要なのは「あなたの優先順位」での比較。
「標準仕様で十分」の真実
標準仕様は利益率が最も高い。
オプション追加で200万円増は普通。
最初から「標準+α」で予算組みが必須。
実際の総額(全国平均4,694万円の内訳)※住宅金融支援機構「2023年度フラット35利用者調査」
- 本体工事費:3,100万円 - カタログ価格はここまで
- 付帯工事費:620万円 - 地盤改良、外構、照明など
- 諸費用:374万円 - 登記、保険、引っ越しなど
- 土地代:600万円〜3,000万円 - エリアにより大きく変動(首都圏:平均2,310万円、地方:平均984万円)
見落としがちな「隠れコスト」
営業が教えない追加費用:地盤改良80万円(軟弱地盤の場合)、外構150万円(駐車場・門扉・植栽込み)、カーテン・照明50万円(全室分)、 エアコン40万円(主要4室分)。合計最大320万円は別途予算確保が必要。※金額は一般的な目安です
1ヶ月目:情報収集の罠を避ける
展示場は3社まで。それ以上は混乱の元。独自の比較表作成。
2ヶ月目:予算の真実を知る
複数の金融機関で住宅ローンを比較検討。金利差により返済総額に大きな差が出ることがあります。
3ヶ月目:契約前の最終確認
仕様書の落とし穴チェック。「〜相当」の文字は要注意。
建築面積 vs 延床面積
建築面積:建物を真上から見た時の面積(1階の面積とほぼ同じ)
延床面積:各階の床面積の合計(2階建てなら1階+2階)
建蔽率(けんぺいりつ)と容積率
建蔽率:敷地面積に対する建築面積の割合(何%まで建物を建てられるか)
容積率:敷地面積に対する延床面積の割合(何階建て相当まで建てられるか)
→ 建築面積は最大60㎡、延床面積は最大200㎡まで可能
上棟(じょうとう)
建物の骨組みが完成し、屋根の一番高い部分の棟木を取り付けること。 「棟上げ(むねあげ)」とも呼ばれ、この日は餅まきなどの儀式を行うことも。
筋かい(すじかい)
柱と柱の間に斜めに入れる補強材。地震や風による横揺れに対抗する重要な部材。 建築基準法で設置が義務付けられている。
24時間換気システム
2003年以降の新築住宅に設置義務。シックハウス対策として、 1時間に0.5回(2時間で家の空気が入れ替わる)の換気を行う。
地鎮祭〜基礎工事(1〜2ヶ月目)
地鎮祭で工事の安全を祈願し、基礎工事がスタート。 配筋検査は施主も立ち会うことをおすすめします。
- • 地縄張り(建物の位置を確認)
- • 根切り(基礎を作るための掘削)
- • 配筋工事(鉄筋を組む)
- • コンクリート打設
イメージ図:基礎配筋の様子
上棟〜屋根工事(3〜4ヶ月目)
1日で骨組みが組み上がる上棟は、家づくりのハイライト。 雨対策のため、屋根工事は最優先で進めます。
- • 土台敷き(基礎の上に土台を設置)
- • 建て方(柱・梁を組み立て)
- • 屋根下地工事
- • 防水シート・瓦施工
イメージ図:上棟作業の様子
外装〜内装工事(5〜7ヶ月目)
断熱材の施工後、外壁と内装工事が同時進行。 コンセントやスイッチの位置は現場で最終確認を。
- • 断熱材充填
- • 外壁下地・サイディング施工
- • 内部造作工事
- • クロス貼り・設備取付
イメージ図:内装工事の様子
